冬の“だるさ”と疲れを軽くする習慣7選〜体と心を整えるシンプルな工夫

暮らしのヒント・雑学

冬になると、体が重い、気力がわかない、疲れが抜けない…。
そんな“冬特有のだるさ”に悩む人は少なくありません。

気温が下がることで血行が悪くなる
日の光を浴びる時間が減り気分が沈みやすい
家にこもる時間が増え、活動量が減る
暖房の影響で空気が乾燥し、体がこわばる

こうした要素が重なって、冬はどうしても「疲れやすい季節」になります。

私自身も冬になると動き出しが遅くなり、
「何もしていないのに疲れる」
「やる気が出ない」
という日が増えます。

しかし、冬の“だるさ”は、毎日の生活の中で少し整えるだけで
驚くほど軽くできます。
ポイントは「根性」でも「頑張ること」でもありません。
体の仕組みに合わせた、やさしい習慣を積み重ねること。

今回は、今日からすぐ始められて、無理せず続けられる
冬のだるさと疲れを軽くする習慣 を紹介します。

 

なぜ冬は“だるくなる”のか?

冬のだるさには、いくつかの原因が重なっています。

● 気温が下がる → 体が緊張する

体は寒さを感じると筋肉をぎゅっと縮めてしまい、
血流が悪くなります。

● 日の光が少なくなる

日照時間が短くなることで、気分を安定させるホルモンが低下。
気持ちが沈み、やる気が出にくくなることがあります。

● 活動量が減る

外出が減り、体の動きが少なくなる → 余計に体が重く感じる。

● 冬は「疲れが抜けにくい季節」

乾燥、冷え、睡眠の乱れが重なり、体の回復力が下がることも。

つまり、
冬のだるさは“気持ちの問題ではなく、季節の影響が大きい”
ということ。

だからこそ、体にやさしい習慣が効果を発揮します。

 

冬の“だるさ”と疲れを軽くする習慣7選

① 朝、カーテンを開けて“光を浴びる”

日の光は、冬のだるさを軽くする最強の味方。
光を浴びると、体内時計が整い、脳が「朝だ」と判断します。

・気持ちが切り替わる
・体温が上がりやすくなる
・やる気ホルモンが動き始める

冬は外が暗い日もありますが、
曇りでも光の効果は十分。

カーテンを開けて5〜10分、
部屋の中で自然光を浴びるだけで体のスイッチが入ります。

動けない朝ほど、光に頼るのが正解です。

② 白湯をゆっくり飲んで“内側から温める”

冬の体は、思っている以上に冷えています。
冷えはそのまま「だるさ」の原因に。

白湯(40〜50℃くらい)をゆっくり飲むと
・胃腸が動く
・血流がよくなる
・体の内側からじんわり温まる

とても簡単なのに、冬に大きな効果を感じる習慣です。

紅茶やカフェイン少なめのハーブティーでもOK。
ただし“熱すぎない温度”が体に負担がなくおすすめです。

 

③ こわばった体をほぐす“ゆるストレッチ”

冬の体は肩・背中・首が硬くなりやすく、
この“コリ”がだるさにつながります。

難しい運動は必要ありません。
おすすめは以下の3つ:

・肩を大きく5回回す
・首をゆっくり左右に倒す
・背中を伸ばして深呼吸する

ポイントは 「ゆっくり動かす」 こと。
筋トレではなく“体の緊張をほぐすため”の動きです。

1〜2分で十分効果があります。

④ 部屋を“ほんのり暖かい温度”に保つ

暖房が弱いと体が冷え、だるさが増します。
逆に暖房が強すぎると乾燥して疲れやすい。

冬に最適なのは
「少し暖かい」くらいの温度設定。

・エアコンは20〜21℃
・こたつは弱め
・厚着をしなくていい程度の暖かさ

「寒い→体が緊張する」
これを避けることで、1日の疲れ方が全然違います。

⑤ 夜は“スマホの光”を早めに手放す

冬は眠りが浅くなりやすい季節。
寝る前のスマホの光は、脳を覚醒させて睡眠の質を下げます。

睡眠が浅い → 翌日のだるさが倍増。

完全にやめる必要はありません。

・寝る30分前に手放す
・ベッドに持ち込まない
・通知を一時オフにする

これだけでもかなり違います。

目が疲れにくくなり、翌朝の体の重さも軽く感じるはずです。

⑥ 部屋を整えて“視界の疲れ”を減らす

散らかった部屋は、
無意識に「脳のエネルギー」を奪います。

冬の疲れが抜けない理由のひとつが
「視界から入る情報が多すぎること」。

冬こそ
・テーブルの上だけ片づける
・床のものを3分だけ拾う
・こたつ周りを整える

これだけで脳がリラックスし、疲れが抜けやすくなります。

部屋の乱れは心の乱れにつながると言われるのは、このためです。

⑦ 無理をせず“休む時間”を1日1回つくる

冬は体も心も疲れやすい季節。
だからこそ、休む時間を“意識的に確保する”ことが大切です。

・温かい飲み物を飲む5分
・ふとんに横になる10分
・ぼーっとするだけの5分
・ラジオや声のある音を聞きながら過ごす

「休む=サボり」ではありません。
冬は“休むことで回復する季節”だからです。

疲れた日は早く寝る。
できない日は休むことを優先する。
その積み重ねが、冬を元気に過ごす土台になります。

 

冬のだるさを軽くすると、毎日が変わる

だるさが軽くなると
・朝起きやすくなる
・家事がスムーズに進む
・気持ちが前向きになる
・疲れの抜け方が変わる

冬の暮らしがぐっとラクになります。

大切なのは、完璧を目指さないこと。
小さな習慣をひとつずつ取り入れていけば、
体も心も確実に軽くなります。

 

■ まとめ

・冬は気温・光・乾燥の影響で“だるさ”が出やすい
・光を浴びることで朝のスイッチが入る
・白湯やストレッチで体がゆるむ
・部屋の暖かさは“少し暖かい”がちょうどいい
・スマホの光を控えると睡眠が深くなる
・部屋を整えると脳の疲労が減る
・休む時間を確保することで冬の疲れは軽くなる

冬は“やさしい習慣”が体を助けてくれます。
無理のないペースで、冬を少しでも心地よく過ごしてみてください。

 

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