「AIは難しそう」「若い人しか使えないのでは?」——そんな風に思っていませんか?
実際には、AIはシニア世代にこそ役立つ便利なツールです。特に 無料で使えるAIツール が増えている今、パソコンやスマートフォンが苦手な方でも安心して試せます。
今回は、60代以上でも直感的に使えて生活に役立つAIツール5選 を厳選してご紹介します。さらに、実際にシニア世代が使ってみた体験談を交えながら解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1. ChatGPT(チャットジーピーティー)
特徴
文章生成AIといえばChatGPT。質問に答えたり、文章を整えたりと、まるでデジタル秘書のような存在です。
シニアにおすすめの使い方
家事の工夫を聞く(「冷蔵庫の食材で簡単な夕食レシピを教えて」)
手紙やメールの文章を考える
趣味のアイデア(俳句や川柳のネタ)をもらう
無料版のメリット
GPT-3.5モデルを無料で利用可能
音声入力機能を使えば、キーボード入力が苦手でも安心

体験談
60代の私は、最近メールを書くのが少し面倒に感じていました。ChatGPTに『友人に旅行のお礼を伝える文章』とお願いしたら、丁寧で自然な文章をすぐに提案してくれました。そのまま少し手を加えて送ったら、友人から“素敵な文章だね”と言われてうれしかったです。
注意点
最新情報の取得は有料プランに比べて制限がありますが、日常利用には十分です。
2. Notion AI(ノーションAI)
特徴
メモアプリ「Notion」に搭載されているAI機能。文章の要約や翻訳、リスト作成が簡単にできます。
シニアにおすすめの使い方
健康記録や日記をつけ、それをAIに要約させる
英語メールを日本語に翻訳する
趣味や旅行の計画表を自動で整理
無料版のメリット
無料プランでも月に一定回数はAI機能を利用可能
パソコンが苦手でも、スマホのアプリでシンプルに操作できる

体験談
「毎日つけている血圧や体調のメモをNotionに残しているのですが、『要約して』と入力すると1週間の傾向をまとめてくれるので、病院に持って行くと説明が楽になりました。」
注意点
AI機能は「回数制限」があるので、毎日長時間使いたい方には不向きです。
3. Canva(キャンバ)のAI機能
特徴
Canvaはデザインツールとして有名ですが、最近はAI機能も搭載されています。「文章から画像を作る」「レイアウトを自動調整する」といったサポートがあり、難しい知識がなくても見栄えのいいデザインが完成します。
シニアにおすすめの使い方
年賀状や挨拶カードを簡単に作成
趣味の写真に文字を入れてアルバムにまとめる
ブログや日記のアイキャッチ画像を自動生成
無料版のメリット
多数のテンプレートが使える
AI画像生成機能「Text to Image」が無料でも試せる

体験談
趣味で俳句をしているのですが、作品を載せる小さな会報誌を作ることに。Canva AIで背景画像を作ってみたら、味わいのあるデザインになり、仲間にも好評でした。
注意点
生成される画像は少し不自然な場合もあるため、気軽に“お楽しみ”として使うのがおすすめです。
4. Perplexity AI(パープレキシティAI)
特徴
「調べ物が苦手」というシニア世代にぴったりなのがPerplexity AI。ChatGPTとGoogle検索を掛け合わせたようなAI検索エンジンで、答えるときに情報源(出典)も一緒に表示してくれます。
シニアにおすすめの使い方
健康に関する調べ物(薬の名前や食材の効能など)
旅行先の情報収集
ニュース記事の背景を簡単に理解
無料版のメリット
無料でも最新の情報が手に入る
出典がわかるので安心して利用可能

体験談
最近気になった薬について調べたとき、Perplexity AIは参考にしたサイトまで一緒に出してくれました。ネットは情報が多くて不安でしたが、出典があるおかげで安心できました。
注意点
専門用語が多いとわかりづらい回答になることもあります。その場合は質問を簡単に言い直すと改善します。
5. Poe(ポー) by Quora
特徴
Poeは一つのアプリで複数のAIを使えるのが最大の特徴です。ChatGPTやClaude、Geminiなどを切り替えて使えるので、答えを比べながら楽しめます。
シニアにおすすめの使い方
同じ質問を複数のAIにして答えを比較
料理や健康に関するアドバイスを幅広く得る
孫との会話のネタや雑学を仕入れる
無料版のメリット
各AIを1日数回まで無料利用可能
操作画面がシンプルで直感的に使える

体験談
孫に“AIって何?”と聞かれてPoeを使ってみました。同じ質問をいくつかのAIにして比べてみると、答え方が違って面白い。孫と一緒に“どれが一番わかりやすいかな”と選びながら学べました。
注意点
無料版では利用回数に制限があります。本格的に使うなら有料プランを検討しても良いでしょう。
シニア世代がAIを安心して使うための工夫
音声入力を活用する
入力が苦手でも、マイクボタンを押して話すだけで文章化できます。
「まずは質問一つ」から始める
「今日の天気は?」など簡単な質問から始めれば不安が減ります。
紙のメモと一緒に使う
AIで調べたことをノートに残すと、記憶に残りやすく安心です。
家族と一緒に楽しむ
孫や子どもと一緒に試すと、使い方を自然に学べます。

今回紹介した シニアでも使いやすい無料AIツール5選 を振り返ると…
ChatGPT:文章生成と会話
Notion AI:メモや日記の要約
Canva AI:デザイン作成
Perplexity AI:検索と調べ物
Poe:複数AIをまとめて利用
どれも無料で試せるので、難しく考える必要はありません。
「AIは若者だけのもの」ではなく、シニア世代こそ暮らしを便利にする味方 になります。
まずは一つだけインストールして触ってみることから始めてみませんか?
新しい体験が、日常をもっと豊かにしてくれるはずです。
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