「今日は和食にしよう!」と思っても、実際に献立を考えるとなると大変です。
ご飯・汁物・主菜・副菜…とバランスよく整えたいのに、気がつけば焼き魚と味噌汁だけになったり、品数が足りなかったり。
そんなとき頼れるのがAIです。
私は試しにChatGPTに「和食だけで一汁三菜の献立を作って」と依頼してみました。
すると返ってきたのは、教科書的でありながら実用的なメニュー。
今回はその提案内容と、実際に試してみて感じたことをまとめます。
1. ChatGPTに依頼した内容
AIに入力したのは次のようなリクエストです。
「家庭で作れる和食だけで、一汁三菜の献立を考えてください。栄養バランスと季節感も意識してください。」
条件は「家庭で作れる」ことと「バランス重視」。
さらに「季節感も」と加えることで、ただの和食の組み合わせではなく、旬の食材を意識してもらいました。
2. AIが提案した献立例
主食:白ご飯
やはり和食の基本は白ご飯。
AIも迷わず提案してきました。主食としての安定感は抜群です。
汁物:わかめと豆腐の味噌汁
王道中の王道。
具材は豆腐とわかめで消化もよく、シンプルながら毎日飲んでも飽きない組み合わせ。
主菜:鮭の塩焼き
焼き魚をメインにするあたりも和食らしい提案です。
脂がのった鮭はビタミンDも豊富で、ご飯が進みます。
副菜1:ほうれん草のおひたし
緑の彩りを加えてくれる副菜。
火を通すことでかさが減り、野菜をたっぷり摂れるのが嬉しい。
副菜2:ひじきの煮物
ミネラル豊富で食物繊維も摂れる定番おかず。
「地味だけど体にいい」和食らしさがにじみ出ています。
3. 実際に試してみた感想
栄養バランスが整っている
タンパク質=魚、ビタミン=野菜、ミネラル=海藻と、自然にバランスが取れていました。
普段は「あと一品が思いつかない」と悩みがちですが、AIは迷わず定番を提案してくれます。
調理がシンプル
焼き魚+味噌汁+おひたし+煮物。
どれも工程が難しくなく、調理時間40分程度で仕上がりました。
忙しい平日の夕食にも向いている内容です。
物足りなさもある
完璧すぎるほどの「教科書的な和食」で、冒険心や遊び心はあまり感じられませんでした。
「ご飯が進みすぎる」「もっと季節感を強調したい」と思うときは、人間がひと工夫加える必要があります。
4. 季節ごとのアレンジをAIに依頼してみた
さらにChatGPTに「春夏秋冬それぞれで和食献立を組んで」と追加依頼しました。
春:筍ご飯、菜の花のおひたし、鯛の塩焼き、あさりの味噌汁
夏:冷ややっこ、きゅうりとわかめの酢の物、鯵の南蛮漬け、なすの味噌汁
秋:さつまいもご飯、秋刀魚の塩焼き、きのこのホイル蒸し、けんちん汁
冬:ぶり大根、ほうれん草の胡麻和え、白菜の漬物、豚汁
季節感が加わると一気に「和食の楽しみ」が広がりました。
特に春の筍ご飯や秋の秋刀魚などは、日本らしい旬の魅力を感じさせてくれます。
5. AI献立の強みと弱み
強み
栄養バランスが崩れない
定番の組み合わせを外さない
季節食材を組み込むこともできる
弱み
想定外のユニークさは少ない
家族の好みやアレルギーには対応しづらい
「今日は残り物を使って」というような柔軟性には弱い
6. 和食献立にAIを活用するコツ
条件を細かく伝える
「低カロリーで」「子どもが食べやすいもの」など条件を追加すると精度が上がります。
人間が最後にアレンジする
AIが出した献立をベースに、冷蔵庫の余り食材や家族の好みに合わせて調整するのがベスト。
日替わりプランを依頼する
「1週間分の和食献立を」とお願いすれば、バリエーション豊富な提案が返ってきます。
7. AIと人間の役割分担
AIは「ベース作り」、人間は「仕上げ担当」。
AIが定番を提示し、人間が「旬を取り入れる」「子どもの好き嫌いを考慮する」といった工夫を加えると、最強の献立作りが完成します。

AIに「和食だけで献立を組ませたらどうなる?」と依頼してみた結果、栄養バランスの取れた堅実な一汁三菜が提案されました。
実際に作ってみると、確かに健康的で美味しく、日常の献立に悩む時間を大幅に削減できます。
ただしそのままだと少し「無難すぎる」ため、季節の食材や家庭の事情を加えるのは人間の役割です。
AIと人間が協力すれば、「考える手間を減らしつつ、食卓をもっと楽しく彩る」ことが可能になります。
和食は日本の食文化の象徴。
AIを賢く取り入れることで、毎日の献立がもっとラクに、そしてもっと豊かになるはずです
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