1. はじめに
家事の中でも掃除は「後回しにしがち」な作業のひとつです。忙しい毎日の中で「今日はここまででいいか」と妥協してしまうことも多いのではないでしょうか。私自身も掃除は苦手で、気づいたら週末にまとめてやる羽目になり、余計に疲れてしまうことがよくあります。そこで今回、話題のAI「ChatGPT」に、1週間の掃除スケジュールを作ってもらうことにしました。AIの力でどれだけ家事が楽になるのか、実際に試してみます。
2. 実験条件
まずは今回の実験条件を整理しました。
家族構成:大人2人
家の広さ:2LDK(リビング・キッチン・寝室・浴室)
目標:毎日30分以内で終わる掃除計画
使用ツール:ChatGPT(無料版)
ChatGPTには「大人2人暮らし、2LDKの家を、1日30分以内で掃除できる1週間スケジュールを作ってください」と依頼しました。
3. ChatGPTが提案した掃除スケジュール
ChatGPTから返ってきた提案は以下の通りです。
月曜日:リビングの掃除機がけ・テーブル拭き
火曜日:キッチン(コンロ・シンク周り)の掃除
水曜日:浴室の掃除・洗面所の拭き掃除
木曜日:寝室のベッドメイク・床掃除
金曜日:玄関と廊下の掃き掃除
土曜日:冷蔵庫の中整理・窓拭き
日曜日:トイレ掃除・全体の軽い片付け
一度にまとめて掃除するのではなく、日ごとに分けて負担を軽くするスケジュールでした。これなら「やるべきこと」が明確で、心理的なハードルも下がります。
4. 実際にやってみた感想
このスケジュールに沿って1週間試してみると、思った以上に楽に続けられました。特に良かったのは「今日はこれだけやればいい」と明確に分かること。心理的な負担が大きく減り、気づけば自然と掃除が習慣化されていました。
実際の1日を例にすると、水曜日の浴室掃除は「今日は浴槽と床だけでいい」と決められているので、思った以上に短時間で終わりました。今までは「ついでに壁も…」と頑張りすぎて疲れてしまうことが多かったのですが、AIの提案通り“区切る”ことで無理なく進められました。
さらに意外な効果もありました。リビングを月曜日に掃除するようにしたことで、1週間のスタートがスッキリした気分になります。家族からも「部屋が片付いていると気分がいいね」と好評でした。掃除が義務ではなく、生活リズムの一部になった感覚です。
良かった点
毎日の掃除が30分以内で終わり、疲れにくい
週末にまとめて掃除する必要がなくなった
冷蔵庫整理や窓拭きなど普段後回しにする場所も手をつけられた
部屋が常に整っているので来客があっても焦らなくなった
イマイチだった点
一方で課題もありました。
体調が悪い日などはスケジュール通りにできない
細かい部分(棚の埃やベランダなど)は計画に含まれていなかった
家族の生活リズムによっては合わない日がある
5. メリット・デメリットまとめ
メリット
掃除の負担を分散できる
習慣化しやすい
AIが考えることで「自分で悩む時間」が不要になる
家族の協力も得やすくなる
デメリット
家族や家の状況に完全には合わない場合がある
指示の出し方があいまいだと計画も曖昧になる
臨機応変な変更は自分で判断する必要がある
6. 応用のアイデア
掃除だけでなく、AIは「季節ごとの大掃除計画」にも応用できます。例えば、年末の大掃除や季節の変わり目に「2日間で効率よく大掃除する計画を立てて」と指示すれば、無理のないスケジュールを提案してくれます。また「小学生の子どもでもできる簡単な掃除タスクを考えて」と依頼すれば、家族みんなで協力できる計画も可能です。
こうした工夫をすれば、ただ掃除を楽にするだけでなく、暮らしそのものを整える手助けになります。
7. まとめ
今回、ChatGPTに掃除スケジュールを作ってもらったことで、家事が驚くほど楽になりました。特に「毎日少しずつやる」という仕組みが無理なく続けられるコツだと感じます。ただし、AIの提案はあくまでベース。自分や家族のライフスタイルに合わせて調整するのが大切です。
「掃除が苦手」「気づくと汚れが溜まってしまう」という人は、ぜひ一度AIに自分専用の掃除スケジュールを作らせてみてください。家事のストレスが減り、暮らしが少し楽になるはずです。そして慣れてきたら、大掃除や子どもと一緒にできる掃除計画など、応用の幅を広げるのもおすすめです。